ご挨拶

4代目社長・亀田利一に訊く、
亀田利三郎薬舗の軌跡と日本人の健康について
———亀田利三郎薬舗の歴史は長いと聞いています。創業はいつですか?

亀田利一(以下亀田)亀田「看板を揚げたのは明治27年、西暦でいいますと1894年です。長いといわれますが、125年なんて京都人からしてみれば、比較的新しい企業に入ります。」

———新しいですか? とんでもないことです。

亀田「先代であるうちの父などは、先の戦争というと「蛤御門の変」や「応仁の乱」の名前を出します。いかにも、京都人らしい冗句ですかね(笑)。」

―――亀田家は最初から漢方を扱っていらっしゃったのですか?

亀田「江戸時代は呉服屋でした。明治時代に漢方にかかわるようになりました。」
四代目社長 亀田利一です。皆様どうぞよろしくお願いします。
明治の後期、鴨川の河川敷にあった広告塔。5メートル近くもあります!
―――水戸黄門の三つ葉葵の印籠の中に入っていたとか?

亀田「いわゆる印籠の中には「六神丸」のような気つけ薬が入っていました。江戸時代、諸国を旅するというのは今の海外旅行と一緒で、食あたりや急な風邪などといった、いろいろな病気が心配でした。そんなときに印籠に入れた薬を飲んで、旅を続けたのでしょうね。」

―――たしかに、夜中まで開いているドラッグストアなんて当時ありませんよね!

亀田「そうですよね。江戸から明治時代といいますと食糧事情も悪く衛生的にもよくない時代で、医者や薬屋がそんなにありません。現代のように冷蔵庫が無く、食べてみてはじめて腐っているとかわかる、そんな時代です。ですので、家庭に薬を常備しておくことは命に関わる事でしたし、お腹を整えてくれる六神丸のような薬は、特に売れましたね。」
「写真撮るから、お腹引っ込めてね!」と、笑いが耐えない元気で楽しいスタッフの皆様、専務の亀田知之さん(一番左)
現代日本人の健康について
―――これからの亀田利三郎薬舗の「ビジョン」をお教えいただけますか?

亀田「日本人の腸は、欧米人に比べて1.5倍程度長いそうです。それは、日本人がずっとお米を食べてきたからです。お米には、消化しづらいデンプンを含んでいるため、日本人の腸は長くなりました。近年、日本人の食生活は欧米化しましたが、腸の長さが変わるわけはありません。

科学雑誌「Nature」で、フランスの学者が「日本人だけが海藻を消化する酵素を持っている」という発表をしましたが、長年和食を食べ続けてきた日本人の体は、和食を効率よく代謝できるような体質を先祖から受け継いできています。もっとも、海藻を消化する酵素の話は、真偽が疑問視されているみたいですが、腸の長さを考えると、あながち嘘でも無いような気がします。日本人の食生活に「お米」や「海藻」が合うように日本人の健康には、日本の薬「家庭薬」が体に合います。
そして現在、さまざまな環境の変化と食事の多様化で、肥満やコレステロールなどといった、いわゆる現代病がたくさん出てきましたね。私は、亀田利三郎薬舗の薬やスパハーブが、そういった現代の高ストレス、環境に対応できない疲れた人たちを、ちょっとでも楽にできたらなと心から願っています。特に若い日本の女性は、育児や仕事など、あれもこれも完璧にこなさないといけないというプレッシャーを感じていると思います。そんな人達をちょっとでも楽に、ホッと一息してもらえるような商品を作っていきたいと思っています。それが、私の願いであり、これからのビジョンであります。」

―――ありがとうございました。
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