12月1日に「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」が発表され、年間大賞には高市早苗内閣総理大臣の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が選ばれました。
そして、トップテン入りは逃しましたが、ノミネートされた30語の中には「薬膳」という言葉が入っていました。
解説として「健康志向の高まりとともに、食材の効能を意識した薬膳料理が注目されたから」とありました。
ノミネートされた理由として、特定のブームというより近年の健康志向の高まりが背景にあると考えられます。
コロナ禍以前より、免疫力や体調管理への意識が高まっています。
日々の食事で体調を整える薬膳の考え方が改めて注目されたことがノミネートされた理由ではないでしょうか。
薬膳スープや薬膳カレーといった薬膳レシピの発信がSNSで増えていることもあるかもしれません。
現代社会では、「病気になってから治す」という考え方から、「病気にならないように予防する」という予防医学の考え方へのシフトが進んでいます。
薬膳の「医食同源」の考え方は、まさにこの予防医学の理念と一致します。
日常の食事を通じて体質を改善し、病気を未然に防ぐという薬膳の基本理念が、予防医学に関心を持つ現代人の心に響いているのかもしれません。
薬膳は特別な食材を使いそうと思われがちですが、いつもの食材で簡単につくることができます。
薬膳の知恵を使って、季節や自分の体質、体調に合った食材を組み合わせ、毎日を健やかに過ごしましょう。
