さあ、いよいよ夏本番。
暑い暑いと文句を言いつつ、やっぱり海へ山へとこころが浮き立ちます。
山や海だけでなく、街中でもふと「あ、陽射しが強い。焼けちゃうかな」
と外出してから気づくことありませんか?
夏、7月~8月の紫外線量が一番強いのですから、
やはり手抜かりなく日焼け対策をしておかないと、
秋になって鏡を見たくない、なんていうことに。
ボディ用、お顔用、ハンド用、ヘア用と用途別さらに、
リキッドタイプ、クリームタイプ、スプレータイプ、パウダータイプ
とまさに多種多様。SPF、PA+の数値とともに、
選択肢も広がっています。
選ぶときに「紫外線吸収剤」ベースのものにするか、「紫外線散乱剤」
ベースのものにするか、という選択肢があります。
日やけ止めには、紫外線をカットするために、
「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」が使用されています。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し、熱や赤外線などのエネルギーに
変化させて放出させ、紫外線散乱剤は、ミネラルなどを利用し
紫外線を反射、散乱させて肌を防御します。
数年前から海外のビーチリゾートの一部では、
サンゴ礁に有害であるとして、紫外線吸収剤を使った日焼け止めの
販売が中止になっているところがあります。
それゆえか、なんとなく「紫外線散乱剤=お肌にやさしい」
「紫外線吸収剤=お肌に悪い」という印象を持っている方も
多いかもしれません。
個人的には、環境への配慮はすべきだと思っていますので、
散乱剤派ではあります。
しかしながら、海に入らない、街中での生活で使うのには
どちらがいいのか?というのはそれぞれのメリットとデメリットを
知ったうえで、好みやライフスタイルに合うもの
を使うのがいいように思います。
吸収剤は、密着度が高く、文字通り紫外線を吸収し熱に変化させるので、
肌に負担を与える場合があります。最近は、改良も進み、
この肌への負担をぐっと軽減する技術も開発されています。
吸収剤自体は透明で、他の分子と結びつきやすい性質があるため、
肌にのせた時はなめらかでなじみもよく、
伸びもあるので使いやすさはあると思います。
散乱剤は、白色のミネラル粉末を使用しているので、
肌の上にのせた時に「白浮き」して見える場合があります。
しかし、こちらも改良が進み、最近の散乱剤ではいやな白浮きはなく、
逆に肌色をワントーンアップさせるものも。
ミネラルの粉末が肌にのっているだけなので軽く、
肌への負担は少ないといえます。
というわけで、日々の生活の上で使う際には、
紫外線吸収剤と散乱剤のどちらか一方がおすすめとは言いにくい状況です。
日本国内で販売されている日焼け止め製品に関しては、
厳しい日本の薬事法に基づき、販売されている製品ですので
安心してお使いいただけます。
上手に日焼け止めを使って、美肌をキープなさってください。
ちなみに、うっかり焼けてしまったら、天然漢方スパハーブ「白虎ゆ」
を使った薬湯入浴でお肌のアフターケアを。
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透明感のある白肌を求める方にぴったりの薬湯がご自宅のお風呂でも。
肩までしっかりつかって、生薬の美容成分をたっぷりお肌に。