お屠蘇代わりに健康茶はいかが?

お屠蘇代わりに健康茶はいかが?

新年のお祝いに、お屠蘇をいただく。


子供のころ、飲んだお屠蘇は、みりんで出していて、
とにかくまずかった記憶しかなく…


屠蘇は、中国三国時代の名医「華陀」が、
十数種類の薬草を調合したもので、
それを酒に浸して飲んだのが始まりだそうです。


邪気を屠り、魂を蘇らせることから「屠蘇」と名付けられ、
「年の初めにこれを服するときは、年中の災厄を避け、福寿を招く」
と言われています。


最近は、漢方薬局や老舗の香木店のものをいただいたりして、
それを清酒に一晩漬けておくと、薬酒としてよい香りが
するので飲むこともありました。


しかし、大勢で集まるとお酒が苦手な人もいたり、
子供もいたりで、ふと、今度のお正月は、健康茶にしてみようかと。


養生茶irodoriであれば、薬効も期待できるし、ノンカフェイン、
ローカフェインだし、みんなで同じものをいただける。
お屠蘇の代替としていいんじゃないかな。


で、どの養生茶にするかが悩ましいところですが、
屠蘇散に使われるものは白朮(ビャクジュツ)、
蜀椒(サンショウの実)、防風(ボウフウ)、桔梗、桂皮、陳皮(ちんぴ)など。


身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり、
風邪の予防に効果的といわれる生薬が使われているので、
この3つに絞ってみました。


唐紅:プーアール茶、黒豆茶、ナツメ、みかんの果皮、紅花、小豆

唐紅プレミアム:プーアール茶、黒豆茶、ナツメ、
                             みかんの果皮、紅花、小豆、生姜、胡椒


金糸雀:クコ、玄米、胡麻、あまどころ茶


で、ついでに、器も考えてみました。
漆の屠蘇器というわけにもいかないので、
中国茶や玉露用の小ぶりな茶器を使うのがいいかもしれません。
こちらも候補を3つ。



お屠蘇代わりに健康茶を楽しもうとふと考えたことで、
お茶選びに器選びと、思わぬ楽しい時間になりました。


お好みの健康茶で、みなさまも新年のお祝いの席を楽しんでみてください。
穏やかで健やかな年末年始をお迎えください。

ブログに戻る